ご予約を確認するには事前の登録が必要となります。
下記QRコードを読み取ってご登録をお願い致します。
- ご登録手順
- 1.QRコードをスキャン
2.URLをクリック
3.患者番号と生年月日を入力
※IDは患者様番号になります。
4.ログインをクリック
5.メールアドレス登録を押す
6.メールアドレスを入力
7.登録を押す
8.登録完了
診療科目案内
予防歯科
唾液検査(カリエスリスク)
口は消化管の最初の入り口であり、大変重要な役割を持っています。
特に唾液は抗菌物質や免疫物質などを含み次の役割を担っています。
- 洗浄作用・歯や歯肉の洗浄作用
- 殺菌作用・抗菌作用のある成分で細菌の生育を抑制
- 抗脱灰作用・カルシウムやミネラルを歯に補充し、
エナメル質や象牙質の再石灰化を促進 - 緩衝作用・飲食後に酸性に傾いたPHを中性に保ち虫歯防止
歯磨きや食事の管理がしっかりしていなくても虫歯にかからないという人は、唾液の分泌量や、その緩衝能の働きが抜群な方なのです。
検査の流れと内容
まず1分間ガムを噛んでいただき唾液を採取します。
- お口の中の菌の数を調べます。
虫歯を作るミュータンス菌や虫歯を進行させるラクトバチラス菌の数を検査します。 - 唾液の分泌量を調べます。
唾液は噛むときに多く分泌され、10分間で約10cc出ます。唾液の量が少ないと自浄作用が抑制されます。 - 唾液の緩衝能を調べます。
唾液の持つ緩衝能力は個人差が大変大きいので、虫歯にかかるリスクの診断のためには、最も必要な検査となります。 - お口の中の治療の状態や歯並びのチェックをします。
- 食事の摂り方の習慣を調べます。
その人に合った予防法を実践していきます。
虫歯の原因の組み合せは人それぞれです。
毎日しっかりブラッシングをしていても虫歯にかかる人とかからない人がいるのはそのためです。
虫歯にかかる原因を調べて、個々のリスクに応じたプログラムを実践していくことによって、なるべく歯を削らない状態が得られます。
欧米(85%以上)に比べて日本(約5%)は「予防」が遅れています。
ぜひ皆さんにも唾液の検査をお勧めします。
歯周病は大きな疾患と関わりがあります。
口内菌の管理で、全身疾患の予防を心がけましょう。
成人の約50%、子供の約40%は歯周病を患っています。
悪化して痛みなどを感じるようにならないと自覚症状が少なく、放置されがちな歯周病ですが、
近年の医学研究により、これまで口の中だけの問題だと考えられていた歯周病が、全身のさまざまな疾患を引き起こす原因となっていることが分かってきました。
これは、歯周病の原因菌がつくる病原菌毒素や歯周炎が発生することによる炎症成分(炎症サイトカイン)などが血液を介し全身に回り、各機関の健全な働きを阻害することが分かっているのです。
- 糖尿病~歯周炎があると3倍以上の血糖コントロール悪化
- 糖尿病~罹患者の歯周病発生率は1.95倍
- 心疾患~冠状動脈疾患を持つ患者の発生率は約2倍
- 早産等~発症率は約7倍
- 骨粗鬆症~歯周炎によって悪化
- 肺炎~誤嚥性肺炎は従来の口腔ケアだけで40-50%低下